ちいさな物語 #356 午前二時の巨人
それは、いつから現れるようになったのかはっきりしない。午前二時を過ぎたころ、住宅街の細い路地を「何か」がゆっくり歩いていくという噂。誰もが口をつぐむその存在を、僕は“片目の巨人”と呼んでいる。身長は三メートルを優に超え、背中をかがめても街灯...
ちいさな物語
ちいさな物語
SF
ちいさな物語
SF
ちいさな物語
ちいさな物語
ちいさな物語
SF
ちいさな物語