気分の棚|3分で読める掌編

文字数900字以下、本当に3分で読める短い物語8本。
すきま時間にどうぞ。コメディあり、しっとりあり、寓話あり、いろんな味で。

この棚の8本

#130 木蓮の歌
祖母の庭の木蓮は、咲く季節だけ歌っていた。祖母が逝ったその年、木蓮はもう、花をつけなかった。
#016 新米時空警察の大失敗
一人で留守番中の新米時空警察。手を出すなと言われたのに動いてしまい、哲学の歴史をまるごと巻き込む大失敗を——。
#023 瞳をとじて
酔った勢いで「目を閉じても絵が描ける」と豪語した翌朝、鏡の中の自分の顔は、見事な“芸術”で埋まっていた。
#045 口の悪い鏡
引っ越し先の古い鏡が、毎朝こちらに悪口を浴びせてくる。「また太ったな」——憎らしいのに、なぜか目が離せない。
#089 あさりの味
大好きだったあさりの味噌汁。なのに、もう、あの味がわからない。失われていくのは、味か、それとも——。
#012 パワハラ課長とカブトムシ
ある朝、パワハラ課長がカブトムシを頭に乗せて出社してきた。「これからは虫の王者とともに課を治める」——。
#188 呪われた黄金都市
「空からお金が降ればいいのに」少年の願いは叶い、街に黄金の雨が降りそそぐ。やがて、それは止まらなくなった。
#028 地下鉄の幽霊が陽キャだった件
終電の車両で、誰もいない空間に楽しげに話しかける金髪の男。「なあ、あんたも見えてるんだろ?」——。

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