どんでん返し、ぞわっとする読後感、いつまでもざわめきが残る——そんな8本。
眠る前にはおすすめしません。
この棚の8本

#003 そっとしておけば
「決して開けるな」と書かれた古い木箱。好奇心に負けて蓋を持ち上げた瞬間、冷たい囁きが耳をかすめた。

#002 永遠の月曜日
出社すると、同僚たちが無表情で同じ動作を繰り返していた。時計の針は進まない。終わらない月曜日が始まる。

#084 生活実態調査の実態
届いたアンケート結果はデタラメだらけ。なのに、おかしいのは自分だけらしい。ずれているのは、世界か、俺か。

#088 並ばない女
コンビニのレジ。横から、ひとりの女がためらいもなく割り込んできた。まるで、そこが自分の場所だと信じきったように。

#069 不可解な裁判
気がつくと、見知らぬ法廷に立たされていた。罪状もわからないまま、黒ずくめの傍聴人がじっとこちらを見つめている。

#173 後ろ向きの写真
全員が背を向けて写る、古い家族写真。「この中の一人と目が合ったら死ぬ」——祖母はそう言い遺していた。

#447 街灯の下の影
街灯がともる、その一瞬だけ。光の輪の中に、いつも誰かが立っている。一度見た者は、何度でも見てしまう。

#606 部屋にいる人
四歳の息子が描く家族の絵に、見知らぬ人物が一人、また一人と増えていく。「まだ描きたい人がいるの」——。
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